クラウドSIMの弱点とは?
クラウドSIMというものを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?しかし、クラウドSIMには当然弱点もあります。ここでは、クラウドSIMの弱点について紹介していきます。
クラウドSIMを簡単に解説
クラウド SIM について知らない人も多いと思います。ここではクラウド SIM について簡単に紹介していきます。
世界中で使うことができる
クラウド SIM は世界中で使うことができます。世界中で使うことができるので海外出張が多い人やビジネスマンに好まれています。
簡単に使うことができる
クラウド SIMは物理的なSIMカードを搭載していないので簡単に使うことができます。クラウドSIMは様々な通信会社の中から一番通信速度が速く安定している会社をその場所ごとに自動的に判断して電波拾ってくれます。そのため、簡単に使うことができるの特徴です。
データ通信量が無制限
クラウド SIMの場合は国内でのデータ通信量が無制限のことが多いです。データ通信をよくする人にはお勧めです。また、モバイルルーター形式のクラウドSIMもあるのでそれを使うことで自宅や会社などでなくても通信を行うことが可能です。
クラウドSIMの弱点は?
クラウドSIMには弱点もあります。ここでは、実際に使ってわかった弱点について紹介していきます。
回線を選ぶことができない
クラウドSIMは自分で使う回線を選ぶことができません。そのため、自分がいつも使っているソフトバンクの回線を使いたくてもクラウド SIM が自動的に判断してドコモや au の回線に繋ぐこともあります。よっぽど回線にこだわりがある人以外は特に関係ない話ですが回線にこだわりがある人にはデメリットになります。
使うことができない国もある
クラウド SIM は海外でも使うことが可能です。しかし、クラウドSIMサービス自体に対応していない国もあります。現在、クラウドSIMは世界100カ国以上の国と地域で対応していますが対応していない地域もあります。主要国でない場合は対応していない可能性が高いです。先進国やメジャーな国以外によく行く人にはクラウドSIMを搭載したモバイルルーターはお勧めできません。
端末が回線に対応してないこともある
クラウドSIMモバイルルーターに搭載されているものもあります。モバイルルーターの場合は取得することができる電波の方式が事前に決まっています。また、国によって電波の方式も異なります。そのためモバイルルーターが現地の電波方式に対応していない場合もあります。
サーバーがパンクすることがある
クラウドSIMの場合はインフラ面の整備が追いついておらずサーバーがパンクすることもあります。Docomo ・Softbank・ au のような通信キャリアの場合は事前に利用者が多くならないように制限をかけることがあります。しかし、クラウドSIMの場合はこのようなインフラ面の整備が追いついておらずパンクしてしまう可能性もありインフラ面の不安定さが際立っています。
値段が下がりにくい
クラウドSIM は中国の会社の特許です。そのため値段が下がることは基本的にありません。現在、日本で使われているクラウドSIMの提供会社は特許を借りるという形で運営されています。そのため一気に値段が下がることや価格競争が起こる可能性は低いです。
通信速度が遅い
クラウド SIM は LTE の電波使っていることが多いです。そのため、通信速度が遅いことが多いです。通信速度の遅さにストレスを感じる人もいます。
大容量の通信に弱い
クラウド SIM の場合は通信量無制限で使うことができます。しかし、大容量の通信に弱いという側面もあります。そのため、一度に大量のファイルをアップロード・ダウンロードすると通信がパンクしてしまう可能性もあります。また、他の利用者に迷惑をかける可能性も高いです。
サービスの提供会社が少ない
現在、日本でクラウドSIMのサービスを提供している会社は2社しかありません。また、クラウドSIMに対応しているモバイルルーターは6種類しかありません。そのため、サービスの提供会社やモバイル対応モバイルルーターが少ないことが問題です。今後、クラウドSIMが一般的になることでクラウドSIMのサービス提供会社が増える可能性も大いにあります。
同時接続台数が少ない
クラウドSIM搭載のモバイルルータの場合、同時接続台数は5台です。そのため、多くのデバイスを接続する人には物足りなさを感じる人もいます。
まとめ
クラウドSIMには弱点もあります。今回、紹介した弱点以外にも利用者にとっては弱点に感じることもあります。そのため、クラウドSIMを購入する場合にはこの弱点を理解した上でクラウドSIMを利用するようにしましょう。
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