光回線を選ぶ際に気になることの1つが「工事費」です。

光ケーブルを引き込む開通工事には数万円近くかかることもあるため、加入時の初期費用を心配する人も多いでしょう。

しかし、光回線の多くでは工事費を「無料」にするキャンペーンを実施しています。

キャンペーンを適用すれば初期費用を抑えてお得に光回線を始めることができるのでおすすめです。

今回は「工事費が無料な光回線はどこなのか？」「工事費無料の注意点は？」といった内容について詳しく解説していきます。

主要光回線12社の工事費一覧

まずは主要な光回線12社の工事費を見ていきましょう。

「工事費が無料になっているか」「無料化の方法」「無料にするための条件」も含めて一覧で確認していきます。

表を見ると工事費を無料にしてくれる光回線が非常に多いことがわかります。

工事費が有料なのは、12社中「OCN光」「フレッツ光」のみで、その他に関しては何らかの形で工事費を無料にしてくれます。

ただ、1つ気になるのは無料化の方法に書かれてある「分割割引」「一括割引」ではないでしょうか。

割引の方法が異なることでどのようなメリット・デメリットがあるのかについても把握しておきましょう。

「工事費無料」の注意点！「一括割引」と「分割割引」の違いについて

工事費を無料に方法には、主に以下の2つがあります。

・一括割引
・分割割引

「一括割引」は加入時点で工事にかかる費用を一括で割引してくれるものを指します。

「分割割引」は工事費用を分割払いで支払う中で、毎月の支払い分を割引という形で実質的な無料化を実現します。

「一括割引」であれば、加入した時点で工事費が完全に無料になるため、そこまで注意することはないのですが、「分割割引」にはいくつかの注意点があるので確認しておきましょう。

①「分割割引」の注意点1：完済前に解約すると残債が一括請求される

分割割引は毎月の支払い分を割引する形で実質的な無料化を実現します。

そのため、工事費を完済する前に解約してしまうと、割引自体も消滅してしまい、残債に関しては割引が適用されなくなってしまいます。

残債は解約時に一括請求されるため、いくら加入時に「工事費無料」と書かれてあっても、工事費を支払わなくてはならなくなります。

②「分割割引」の注意点2：分割払いの支払い回数が多いと注意

工事費の分割払いの回数は光回線によって異なります。

24回払いぐらいの短い期間に設定しているものもあれば、60回払いなど長期に渡るケースもあります。

先ほどの解説にもある通り、完済前の解約で残債が請求されることを考えると、分割払いの回数が多いほど、無料化を実現するまでの期間が長くなることになります。

60回払いだと5年間使い続けてやっと無料になるといった具合になるため、分割割引の場合は、支払い回数ができるだけ少ない方がいいでしょう。

また、契約期間との兼ね合いも注意しなければなりません。

例えば、契約期間が24カ月で工事費の分割が30回払いだった場合、違約金及び工事費の残債を支払わずに解約するには最短で48カ月かかってしまいます。

契約期間36カ月、分割払い36回といったように切りのいい数字であれば問題ないのですが、それぞれが異なる設定になっていると負担なく解約する期間が長くなる可能性があるので注意が必要です。

「転用」「事業者変更」なら工事費不要

今回ご紹介した光回線の工事費は全て「新規」申込みを対象にしたものです。

光回線には「フレッツ光→光コラボ」に乗り換える「転用」や「光コラボ→他社光コラボ」に乗り換える「事業者変更」といった申込み形態があります。

光コラボはフレッツ光の回線設備を借り受けてサービスを提供する事業者でもあり、乗り換え時に開通工事を行う必要がありません。

サービスの切り替えを行うのみで済むため工事不要で費用も一切かからないのでおすすめです。

光回線の工事費が気になる方は「転用」「事業者変更」で乗り換えてみてください。

まとめ

光回線の工事費について詳しくまとめていきました。

「工事費が無料になるかどうか？」「無料化の方法はどうなっているか？」「分割割引の支払い回数や契約期間のバランスは？」などをチェックした上で光回線に申込むようにしましょう。

また、転用や事業者変更なら工事不要で費用もかからないので初期費用を抑えたい方におすすめです。