WiMAXはデータ容量無制限で高速通信が利用できるネット回線ですが、このような注意書きが記載されています。

「混雑回避のための速度制限（3日間で10GB以上利用時）があります。」

速度制限にかかってしまうとせっかくの高速通信が台無しになってしまいます。インターネットの利用量が多い人は注意しなければなりません。

今回はWiMAXの速度制限について詳しく解説していきます。

何をどれぐらい使ったら制限にかかってしまうのかについても理解していきましょう。

WiMAXの速度制限について

WiMAXには以下のような速度制限が設けられています。

「混雑回避のための速度制限（3日間で10GB以上利用時）があります。」

「3日間で10GB以上の利用」した場合には以下のような速度制限がかかります。

「ネットワーク混雑時間帯（翌日18時頃から翌々日2時頃（2019年9月時点））にかけてWiMAX 2+およびLTE方式の通信速度を概ね1Mbpsに制限します」

要は使いすぎた日の夜は通信速度が著しく低下するということです。

「WiMAX2+サービス ネットワーク混雑回避のための速度制限について」

https://www.uqwimax.jp/wimax/plan/note/gigahodai_speedlimit_10/

「3日間で10GB以上利用」というのは具体的に以下のようなケースを指します。

1/1：3GB使用
1/2：4GB使用
1/3：2GB使用
1/4：5GB使用
1/5：2GB使用
1/6：4GB使用

こういった使い方をしていた場合、1/1〜1/3までの3日間の合計利用量は「9GB」なので速度制限にはかかりません。

しかし、1/2〜1/4までの3日間の合計利用料は「11GB」となっており、10GBを超えています。

そのため、速度制限が課され1/5のネットワーク混雑時間帯（18:00〜翌2:00）まで通信速度が低下します。

つまり、1/5:18:00~1/6:2:00まで通信速度1Mbpsまで制限が加わることになります。

1/3〜1/6までは「9GB」でセーフ。

しかし、1/4〜1/6までの3日間で「11GB」使用しているので、1/7:18:00~1/8:2:00まで速度制限が課されます。

このように前日までの直近3日間での合計利用量が10GBを超えた場合に、翌日の夜から深夜にかけての通信速度が制限されるという仕組みになります。

速度制限にかかってしまうと通常であれば40Mbps程度出る通信速度が1Mbpsまで低下します。

快適にWiMAXを利用したい方は速度制限に注意しましょう。

10GBでどれぐらい？

WiMAXの速度制限について理解できましたが「10GB」っていまいちイメージがしづらいですよね。

「YouTubeを何時間見たら10GB」といったような目安があった方が分かりやすいでしょう。

UQ WiMAXでは、この10GBの目安について記載しています。

「UQ WiMAX-10GBってどれくらい？データ量（10GB）の目安」より

https://www.uqwimax.jp/wimax/plan/note/gigahodai_speedlimit_10/

例えば、YouTubeで超高画質の映画を使用した場合、3日間で3〜4本見ると速度制限にかかると考えられます。

標準画質だと3日間で47時間も見れるので、一般的な使い方であれば速度制限にかかることはほとんどないと考えられるでしょう。

WiMAX端末から利用量をチェックしよう

速度制限にかからないためには使いすぎないように注意するのはもちろんですが、それよりもWiMAX端末から消費した通信量を小まめにチェックするのが効果的です。

端末内の「通信量カウンター」をチェックすると直近3日間でどれぐらい利用しているのかが把握できます。

3日間で10GBで上回りそうならインターネットの利用をセーブした方がいいかもしれません。

まとめ

WiMAXの速度制限について解説していきました。どのような場合に速度制限がかされるのか、速度制限がかかる目安、利用量のチェック方法について理解しておきましょう。

WiMAXは通常時の利用では快適な通信速度で使えるのですが、速度制限にかかってしまうと遅くてイライラしてしまいます。

速度制限にかからないためにも日頃のネット利用量を把握しておくようにしてください。