クラウドSIMの仕組みについて分かりやすく徹底的に解説させていただきます。

クラウドSIMと聞いてもピンと来こない人は「どんなときもWIFI」のWI-FIルーターに入っている、どんなときも繋がる秘密を持っているSIMカードの話であると思っていいただければと思います。

クラウドSIMが、どこでも通信が繋がると言われている理由やその仕組みをご説明させていただきます。

そもそもクラウドSIMとは？

そもそもクラウドSIMってなに？ってところからお話をさせていただきます。

クラウドSIMを開発したのは中国のuCloudlinkという会社です。
クラウドSIMと言う呼称とは別に、バーチャルSIMとも呼ばれています。

SIMカードと聞いて思いつくのが、携帯電話端末に入っている四角い小さなカードだと思います。
クラウドSIMは従来のSIMカードのように実際に触れて実際に脱着が出来るカードではありません。
クラウドSIMは実体がなく仮想化されたSIMカードです。

クラウドSIMはその名の通りクラウド上で管理されています。
クラウドとは簡単に言うとネットワークで繋がったバーチャル空間のことです。
もっと簡単に言うと、インターネット上にある倉庫のようなところです。

クラウドSIMは管理しているのは、クラウドSIMサーバーと呼ばれるところです。
このクラウドSIMサーバーには、世界各国の通信会社のSIMカード情報が登録されています。
ここで言うSIMカード情報とは、通信回線を使うための情報だと思っていただければと思います。

クラウドSIMはこのクラウドSIMサーバ－上の通信回線の情報を利用して、通信を行います。

クラウドSIM対応の通信端末には、クラウドSIMサーバーを利用出来る情報が、端末のソフトウェア情報に組み込まれています。

それぞれの通信会社との契約が必要なのか？

クラウドSIMサーバー上に登録されている世界各国の通信回線を利用するために、利用したい通信会社との契約が必要なのでは？と思われがちですがその必要はありません。

クラウドSIMを利用しているサービスを提供している会社１社とだけ回線の契約さえすれば、それだけで、クラウドSIMサーバー上に登録されている世界各国の通信を利用することが可能です。

例えばクラウドSIMを利用している「どんなときもWIFI」との契約を行えば、それだけで世界各国の通信を利用することが可能です。

国内の利用ではどうなる？

世界各国の通信会社の通信が利用が出来るとご説明をさせていただきましたが、日本での利用では大手三社の通信を利用することが出来ます。

大手三社とは、docomo,au、softbankです。

国内での利用の場合、この大手三社の電波の中から、現在いる場所で最も最適な電波を選んで利用することが出来ます。

そのため、どこの会社であれば電波が入るとか、どこの会社は電波が入らないとかで頭を悩ませることがなくなります。

エリアの人口カバー率で考えると、大手三社の電波のどれもが入らないところでの利用は、基本的にはないと思いますので、通常の利用においては、どこでも電波が繋がると思って大丈夫でしょう。

通信の切り替えはどうする？

では、どのように通信を切り替えるのかと言うと、通信の切り替えはクラウドSIMサーバー上で自動的に行なわれます。

クラウドSIMの通信端末には、クラウドSIMサーバー上に現在地を知らせる機能がついており、クラウドSIMサーバー上に知らせた現在地情報の中から最適な通信会社の電波が自動的に選択され、その情報が端末に届き通信が切り替わります。

通信制限は？

たくさんの通信会社を利用すると通信負担が大きく、通信の速度制限がかかりそうと思われるかも知れませんが、実際にはその反対で通信負担を軽減することが出来ます。

クラウドSIMを利用したサービスを提供している「どんなときもWIFI」を例にだすと、クラウドSIM対応の端末を利用した場合、通信会社を適宜切り替えながらの通信になりますので、１社の通信事業社の回線だけに負荷を与えることがなくなります。

通信回線を切り替えながら、通信回線への負担をそれぞれの通信会社に分散しながら利用することが出来ます。

そのため、大量の通信を利用して通信回線に負荷をかけるということがなくなるため、基本的には通信制限がかかりません。

まとめ

クラウドSIMの仕組みがお分かりいただけましたでしょうか？

クラウドSIMは仮想のSIMカードであり、クラウドSIMサーバー上で管理されています。

そこには世界各国の通信会社の情報が登録されています。

常にサーバー上で、現在地での最適な通信が選択され、自動的に最適で快適な通信へ切り替わります。

国内での利用では大手三社の通信回線が利用出来ます。

「どんなときもWIFI」などのクラウドSIMを利用したサービスを利用することで、どこでも快適な通信が出来るようになり、通信が出来ないストレスから開放され、通信遅延などで作業が滞ることがなくなります。

現在利用している通信をクラウドSIM対応のサービスに切り替えるだけで良いので、是非クラウドSIMに対応した通信サービスへの切り替えをご検討してみてください。