光回線の速度を早くするには
光回線は光ファイバー網を利用した高速インターネットサービスです。時代は高速大容量の通信サービスをさらに求めており、携帯電話ネットワークでは5Gが実用化されつつあります。光回線にかかる期待も当然大きく今後さらなる高速化が求められてくるでしょう。
光回線は通信速度の速さと固定回線としての安定性が売りですが、常に同じ速さが出るわけではありません。例えば一人が利用する回線の場合、時間や曜日によって速度は変化します。事業者が異なれば同じ時間で比較してもスピードに違いが出ます。
光回線の速度はどのように決まるのでしょうか。速度は複数の要素によって影響を受ける可能性があります。それでは代表的なものを見ていきましょう。
回線品質
速度を決める最大の要因は回線品質です。フレッツ光、光コラボ、auひかり、Nuro光
の代表的な4つの光回線サービスを例に挙げて説明します。
フレッツ光
フレッツ光はNTT東西の光ファイバー網を利用したサービスです。最速で1ギガ。ほぼ日本全国で利用することが可能です。NTT東西の広範なネットワークの開放が今日までの光回線サービスの普及に寄与したのは間違いありません。
光コラボ
光コラボはプロバイダなどがNTT東西の光ファイバー網を借り受けて高速インターネットサービスを行います。速度は最大1ギガとなります。
自ら光回線を敷設することなく独自のサービスを行うことができるため、より低コストで光事業に参入することが可能となりました。
現在の光サービスのかなりの割合が光コラボとなっています。回線品質は同じ回線を使用しているフレッツ光と同様です。
auひかり
auひかりはKDDIが行っている事業で自社の光ファイバー網とNTT東西の光ファイバー網のうち、通常使用されていない回線を借りてサービスを提供しています。
最大1ギガです。フレッツ光と光コラボに比べると回線の混み具体にややゆとりがあるため速度は速めと言われています。
それでも体感ではほとんど変わらないのではないかと思います。
NURO光
Nuro光はauひかりも使用しているNTT東西の通常使用されていない回線を使います。
提供エリアが狭いため誰でも利用できるサービスではありませんが、最大2ギガの速度は魅力的です。
利用料金は他に比べて高めですが、より速度を出すためにコストをかけていることを考えると仕方ないのではないでしょうか。
いずれもベストエフォート型のサービスなので実測ではホームページや広告の記載ほどは速度が出ませんのでご注意ください。
プロバイダ
光回線サービスを利用するためには光ファイバー網に加え、インターネットに接続するプロバイダが必要です。
インターネットがあまり良く分からないという方から、光回線とプロバイダって何が違うの?どっちも契約しないとだめなの?とよく質問されます。
プロバイダの役割は光回線でプロバイダまで来た通信を外部、つまりインターネットの世界に繋げることです。
例えますと、
インターネット回線(光回線)は道路、プロバイダはその道路を使って荷物を届けるトラック、私達が利用したいのはその荷物(動画やWEBサービス)といった感じです。
そのためにはプロバイダがどのくらいのパワー / バックボーンを持っているかが重要になります。
バックボーンというのはインターネットに接続するための基幹回線で、ここの容量に余裕があるとき、つまり混雑していない場合はスムーズに通信が流れますが、混雑して余裕がない場合は道路のように渋滞してしまいます。
先程の例えでいうと、どれくらい大きいトラック?4t?10t?みたいな感じです。当然大きいトラックの方が一度に運べる荷物も多いですよね。
では大手プロバイダであれば安心なのでしょうか。大手は中小のプロバイダよりも太いバックボーンを持っているはずですが、利用者の数も多いので必ずしもそうとは言い切れません。
各社は需要予測とコストのバランスを見ながらバックボーンを増強しますが、需要になかなか追い付かないこともあります。
実際に遅さに悩んでいた人がプロバイダを変更しただけで速度がアップしたという話も聞かれます。
パソコン
光回線を選ぶ際にいろいろと調べて検討する人でも、自分が利用するパソコンには意外と無頓着な場合が多いのではないかと思います。
パソコンの処理能力も速度に影響を与える要素です。
市場には様々なタイプのCPUを搭載したパソコンが販売されています。シェアの大きいインテルのCPUを例に取ると、Celeronは安いけど、パワーが小さめ。
比較的どんなこともサクサクしたいとのことであれば、Core i5以上の性能が欲しいところですね。作業をする場合でもハイスペックの方が何かとスムーズに運びます。
今は在宅勤務をする人が多いですが、オンラインで会議をするのであればなおさらのことです。
戸建てと集合住宅
一般的に戸建てと集合住宅では集合住宅の方が通信速度は遅くなります。集合住宅の場合は複数の居住者で光回線を分け合うため、一棟での契約世帯数が少なければ快適にインターネットを利用できますが、契約数が多くなると速度は低下してしまいます。
ある程度の規模のマンションなどではNTTとKDDIの両方の回線が引き込まれていることも多いので、遅さに悩む人が光コラボと契約しているのであれば、移行先として他の光コラボだけではなく、auひかりも選択肢に入れてみてもよいかもしれません。
宅内の環境
宅内にあるモデムにルーターをつけるとWi-Fiとして利用することができます。
そうすることで一人だけではなく他の家族も同時にインターネットを楽しむことができますが、Wi-Fiに接続する機器が多くなればなるほど速度は低下します。一つの回線を複数で共有することになるわけですからこれはやむを得ないことです。
過剰な期待は禁物
光回線は様々な要因によって速度が低下するため原因の特定は簡単ではない場合が多いと思います。ただ、アクセスの集中による遅延の場合は利用者の努力ではどうにもなりません。あまりに遅すぎるケースを除き、通常の利用に支障がない程度の速度が出ているのであれば納得して使い続けるしか選択肢はないでしょう。
まとめ
光回線の速度、インターネットの速度は様々なことが要因で遅くなったり、早くなったりします。
今利用されているインターネットが遅い場合や、これから契約するインターネットをなるべくサクサク使いたいという方の参考になれば幸いです!
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