年々高まっている光回線のニーズですが、光回線の普及率は7割を越えています（2019年3月のデータ）。光回線と一言でいっても通信速度や月額に違いがあるため現在利用しているものよりも条件のいいところに乗り換えたいですよね。ここでは、乗り換えで失敗しないために知っておきたいことをまとめました。

光回線を乗り換えるメリット

他のインターネット回線から光回線、光回線から光回線へ乗り換えるとどのようなメリットがあるのか不明な方も多いのではないでしょうか。乗り換えることで下記のようなメリットがあります。

今よりお得に!?

ケーブルテレビの相場が6,000円前後なのに対して光回線は住宅のタイプによっても異なりますが4,000～6,000円で利用することが可能です。マンションの場合は、4,000円を切るところもあるためケーブルテレビと比較して月2,000円、年24,000円お得になります。

今より速く!?

光回線は光を使用してデータの送受信をおこなうため、他のインターネット回線と比較すると3倍以上も通信速度が速くなります。また、同じ光回線でもプロバイダによって通信速度は異なります。光回線の全国平均が178Mbpsに対し、400Mbpsを超える回線もあります。
(Mbps=一秒間に送受信可能なデータ量を表す単位)今契約している速度を調べてそれよりもMbps高いものを選べば今より快適に使用できるはずです。

キャッシュバックが受けられることも

他社のインターネット回線を解約する際に発生する違約金や、光回線をつなぐ際に発生する工事費用を全額キャッシュバックしてくれる場合があります。違約金や工事費用はなるべく支払いたくないものなので、かかる費用をおさえたいときにとても助かります。ただし、中には追加でオプションの契約が必要だったり、知り合いに紹介する必要があったりと条件付きの場合が多いので注意が必要です。

光回線を乗り換えるデメリット

前項では乗り換える場合のメリットをお伝えしましたが、反対にデメリットも存在します。
続いてはデメリットについてお伝えします。

契約内容によっては違約金がかかる

インターネット回線の契約には基本的に2～3年の契約期間が設けられていることが多く、契約期間内に解約した場合は違約金がかかります。違約金は、条件にもよりますが8,000～20,000円かかるので契約条件は確認する必要があります。

もう一度工事費を払わなくてはいけない

光回線を使用するには必ず工事をおこなう必要があります。

一度工事をした場合でも乗り換え先のプロバイダによっては回線が異なるためもう一度、工事をしなくてはなりません。

今まで使用していたプロバイダの工事費用を分割払いにしていて、支払いが終わっていない場合は残り分を請求される可能性が高いです。

そのため、今まで使用していたプロバイダの工事費用と乗り換え先のプロバイダの工事費用を支払う必要があります。

しかし、フレッツ光を使用している方は光コラボレーション事業者の中から選択すると回線がそのまま使用できるため工事費用はかかりません。

お気に入りのチャンネルが観られなくなるかも

フレッツテレビやひかりTVなど光回線には専門チャンネルの視聴ができるオプションがあります。すべてのプロバイダでみれるわけではないため、もしお気に入りのチャンネルがある場合、乗り換え先のプロバイダで観れるチャンネルを確認する必要があります。

電話番号を変える必要がある

光回線で電話回線を利用している場合、電話番号を変更する必要があります。NTT固定電話を利用している場合等、中には引き継いで使用できるものもあるので電話番号を変更したくない方は、変更が必要がないものも選ぶことができます。

実際に乗り換えるには？

乗り換え先の選定

月額が安くなるか、通信速度が速くなるか、キャッシュバックなどお得になるキャンペーンがあるのかなどをポイントに自分に合ったものを選んでください。

光コラボレーションやお使いのスマートフォンのキャリアとそろえるとお得に利用できることが多いのでおすすめです。

乗り換えの手順

①乗り換え先のプロバイダへ新規の申し込みをおこないます。
②申し込み後、1～2ヶ月で開通工事がおこなわれます。
③ONUとWi-Fiルーターを接続します。
④今まで使用していたプロバイダを解約します。
※解約日は当日～数ヶ月先まで指定ができるため、乗り換え先の回線の開通日がわかってからの手配で問題ありません。

乗り換える際の注意点

スムーズに乗り換えるために覚えておいた方がいい点をお伝えします。

期間は大丈夫？

今まで使用していたプロバイダと乗り換え後のプロバイダのサービスがうまくつながるようにしなくては、インターネットを使えない日がでてきてしまいます。乗り換え後の工事日が決まってから、解約するプロバイダへ解約日を連絡すればインターネットが使えない日が出ずに乗り換えることができます。

料金は大丈夫？

今まで使用していたプロバイダのサービスと乗り換え後のプロバイダのサービス提供日がかぶってしまうと無駄に料金を支払わなくてはならなくなります。そのようなことがないように月の間で解約した場合、月額は日割り請求になるのか、それとも満額で請求されるのか確認をしたほうがいいでしょう。

工事は必要？

今まで使用していたプロバイダがフレッツ光で、これから光コラボレーションのプロバイダに変更する場合は工事は不要です。ただし、それ以外はほとんど工事が必要になります。
申し込んでから工事日まで時間があく場合があるため、余裕を持って申し込む必要があります。

まとめ

ほとんどの人が毎日スマホやパソコンを使用すると思います。少しでもお得に快適に使用したいですよね。今使っている回線に不満な点がひとつでもあるのであれば乗り換えることもひとつの選択肢だと思います。思っているほど乗り換えるハードルはそこまで高くないのでこれを機に乗り換えてみるのもいかがでしょうか？